復興願うタイムカプセル 新成人たちが開封 岩手 陸前高田

復興願うタイムカプセル 新成人たちが開封 岩手 陸前高田
東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市では、新成人たちが震災翌年の中学2年生のときにカメラの前で語った「映像のタイムカプセル」が開封され、当時抱いていた将来の夢や復興を願うメッセージが上映されました。
陸前高田市では13日、成人式が行われ、市立第一中学校に通っていた新成人たちが式のあと同窓会を開きました。

この学校では、震災翌年の2012年に当時2年生だった75人がカメラに向かって将来の夢や復興を願うメッセージを語り、映像をタイムカプセルに収めました。

カプセルは震災から10年後の2021年に開封される予定でしたが、当時の生徒たちが多く集まる成人式に合わせて、予定を早めて開封され、同窓会で上映されました。

新成人の多くは進学や就職で陸前高田市を離れているということですが、13日は53人が集まり、当時の自分たちの姿をなつかしそうに見つめていました。

新成人の1人、尾形太陽さんは当時、「プロ野球選手になって陸前高田市にドーム球場を作りたい」と語っていました。

今は岩手大学に進み、将来は中学校の教師になって、被災地の子どもたちに野球を教えたいという新たな夢に向かって勉強を続けているといいます。

尾形さんは「さまざまな道に進む仲間の姿を見て、刺激を受けました。自分たちがこれからふるさとの復興を担っていきたい」と話していました。

また、志田泰晟さんは映像の中で「どんな仕事をしていますか。高田の町は復興していると思います。僕も早くその町に住んでみたいです」と将来の自分に語りかけていました。

志田さんは震災をきっかけに人の役に立ちたいと地元に残り、消防士の道を選びました。

志田さんは「互いに歩む道は違いますがそれぞれの場所で復興の役に立てるように活躍していければいいと思います」と話していました。