ラグビー全国大学選手権 明治が22大会ぶりの優勝

ラグビー全国大学選手権 明治が22大会ぶりの優勝
ラグビーの大学日本一を決める全国大学選手権の決勝が行われ、明治大が天理大に22対17で勝ち、22大会ぶり13回目の優勝を果たしました。
ラグビーの全国大学選手権の決勝は、東京の秩父宮ラグビー場で行われ明治大と初優勝を目指す天理大が対戦しました。

明治大は、先制のトライを奪われましたが、前半7分にウイングの山崎洋之選手が長いパスを受けたあと、そのままトライにつなげて同点に追いつきました。

さらに22分には逆サイドのウイング、高橋汰地選手が密集からつないだボールを持ち込んで勝ち越しのトライを奪い、ゴールキックも決まって12対5とリードして前半を終えました。

後半は両チームが集中した守備を見せお互いにトライが決まらない時間帯が続きましたが、21分に明治大が連続攻撃を仕掛け、最後はフッカーの武井日向選手がトライを決め、22対5とリードを広げました。

このあと、天理大が2つのトライを奪って5点差まで追い上げましたが、明治大が持ち味の堅い守りで最後は相手のミスを誘って22対17で競り勝ちました。

明治大は、22大会ぶり13回目の優勝です。

一方、天理大は関西勢として同志社大以来、34大会ぶりの優勝を目指しましたが、及びませんでした。

明治大 田中監督「悲願を達成できた」

明治大の田中澄憲監督は、「悲願を達成することができた。22大会ぶりというのは実感がなくて、初優勝の気持ちだ。天理は強くてタフなチームでスクラムも劣勢で厳しい試合だったが、選手がそれ以上にタフによく我慢して戦ってくれた。決勝で1点差で負けた去年は決勝まで行ったことで満足してしまった。ことしは本気で日本一を取りにいかないといけないと思って1年を積み重ねてきた。去年の負けから大事なものを積み上げて優勝することができた」と話していました。

キャプテンでスクラムハーフの福田健太選手は、「去年は決勝まで行ったが1点差で負けて、ずっと悔しさが残ったままプレーしていた。春と夏に天理大と試合をして負けていたので、気持ちの余裕はなかった。80分間を通じてプレッシャーをかけ続けるのがカギだと思っていた。それができて日本一を取れたのでうれしく思う。優勝した実感も22大会ぶりの優勝というのもあまり実感がわかない。これから徐々に実感がわいてくるのかなと思う」と笑顔で話していました。

天理大 小松監督「非常に悔しい」

敗れた天理大の小松節夫監督は、「いい準備をして臨んだが、決勝で勝つ何かが足りなかったのかなと思う。去年、明治大は決勝で敗れて非常に悔しい思いをしてここまで勝ち上がってきた。われわれは7大会ぶりの決勝ということでそこで少し差が出たのかもしれない。非常に悔しいが、いい経験ができたと思う」と話していました。

キャプテンでフッカーの島根一磨選手は、「試合に向けて最高の準備をして挑戦する気持ちで頑張ったが、前半、相手のプレッシャーを受けて自分たちのプレーができなかったのが敗因の1つだと思う。明治大を攻めきれなかった。決勝まで上り詰めてこの舞台に立ちいい経験をさせてもらった。下級生には日本一目指して頑張ってほしい」と目を赤くしながら話していました。