厚労省不適切調査 今月下旬に国会で閉会中審査へ

厚労省不適切調査 今月下旬に国会で閉会中審査へ
厚生労働省が賃金などに関する調査を不適切な手法で行っていた問題を受けて、今月下旬に国会で閉会中審査が行われる見通しとなりました。与党側は、早期に事態の収拾を図り、通常国会での予算審議などへの影響を避けたい考えなのに対し、野党側は、国の信頼を揺るがしかねない問題だとして追及を強める方針です。
この問題は、賃金や労働時間の動向を把握するため、厚生労働省が行っている「毎月勤労統計調査」で、従業員が500人以上の大規模な事業所はすべて調査することになっていたにもかかわらず、都内ではおよそ3分の1の事業所しか調べていなかったものです。

これを受けて、与党側は今月下旬に衆参両院の厚生労働委員会で閉会中審査を行う方向で、野党側と調整を進めることにしていて、審査が行われる見通しです。

自民党の森山国会対策委員長は「二度と無いよう、しっかりとした対応をしなければならない」と述べていて、与党側は原因の究明を急ぎ、早期に事態の収拾を図って、通常国会での予算審議や参議院選挙などへの影響を避けたい考えです。

これに対し、立憲民主党の長妻代表代行は「国家の信頼性を揺るがしかねない大問題だ」と指摘していて、野党側は政府への追及を強め、審議を通じて実態の解明を目指す方針で、この問題が通常国会の論点の1つになることも予想されます。