原発事故の村に乳牛戻る 8年ぶり生乳出荷 福島 葛尾村

原発事故の村に乳牛戻る 8年ぶり生乳出荷 福島 葛尾村
原発事故の影響で乳牛がいなくなっていた福島県葛尾村の牧場が復活を果たし、8年ぶりに生乳の出荷を再開しました。
福島県葛尾村にある「佐久間牧場」は東京電力福島第一原発の事故の前、多いときで乳牛およそ130頭を飼育し、一日2500リットル以上の生乳を出荷していましたが、事故のあと乳牛はすべていなくなりました。

経営者の佐久間哲次さんは去年、北海道でホルスタインを購入して事故前と同じ場所で再び酪農を始め、佐久間さんによりますと、県や村の16回にわたる検査の結果、生乳の安全が確認されて、11日、8年ぶりに生乳の出荷を再開しました。

出荷されたのは9日から11日朝にかけて絞られた600リットルで、タンクに入れられトラックで運ばれていきました。

牧場では今後、子牛が20頭前後産まれる見込みで、出荷量は徐々に増える予定だということです。

佐久間さんは「ようやくこの日が来たという思いです。これから牛たちとおいしい福島の生乳を届けていきたい」と話していました。

福島県内ではこのほか楢葉町と川俣町山木屋地区の避難指示が解除された地域でもすでに生乳の出荷が再開されています。