訪日外国人旅行者 3000万人超える 過去最多に

訪日外国人旅行者 3000万人超える 過去最多に
去年1年間に日本を訪れた外国人旅行者の数は、おととしを8.7%上回って3119万人になりました。中国やタイなどアジアからの旅行者を中心に増加したためで、年間の外国人旅行者数が3000万人を超えるのは初めてです。
これは石井国土交通大臣が記者会見で明らかにしました。

それによりますと、去年1年間に日本を訪れた外国人旅行者は、おととしよりおよそ250万人、率にして8.7%増えて推計で3119万人となりました。

年間の外国人旅行者が3000万人を超えるのは初めてで、6年連続で過去最高を更新したことになります。

これは、LCC=格安航空会社の新たな路線の開設やビザの発給条件の緩和などを背景に、中国やタイなどアジアの国や地域からの旅行者を中心に増加したためです。

去年は台風21号による関西空港の閉鎖や北海道で起きた地震など相次いだ災害の影響で、外国人旅行者数は一時、落ち込みましたが、10月以降は回復傾向にあります。

石井国土交通大臣は会見で「ことしはラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピック・パラリンピックなど、ますます日本が世界から注目される機会が増えてくる。幅広い国や地域からの外国人旅行者を確実に増やし、地方への誘客も進めていく」と述べました。

「目標の4000万人が視野に」官房長官

菅官房長官は記者会見で「昨年は台風や地震などの災害が相次いだが、史上初めて3000万人を超えたのは、政権発足以来、ビザの戦略的緩和、免税制度の拡充、赤坂の迎賓館の開放、さらに文化財や国立公園の活用といった取り組みを実行してきた成果だと思う。2020年に4000万人に増やす目標が視野に入ってきた」と述べました。

そのうえで「引き続き観光拠点や交通機関における外国語表示や無料『Wi-Fi』、キャッシュレス対応などの環境整備をはじめ、今般創設された『国際観光旅客税』も活用しながら政府としてスピード感を持って対策を講じて行きたい」と述べました。