本庶佑さん「ホールインワンよりノーベル賞のほうが難しい」

本庶佑さん「ホールインワンよりノーベル賞のほうが難しい」
日本大使館の祝賀会のあとの記者会見で本庶佑さんは「きのう記念講演を終え、私がやるべきことの半分くらいは終わったと思っています。あとはメダルをいただくという大仕事がありますが、少しは気楽にできるかなと思っています」と今の心境を語りました。
そしてノーベル賞の受賞について、「ノーベル賞をもらえる確率を考えると、先進国の5か国くらいでおよそ34万人の教授がいるので、毎年10人くらいが受賞者するとして確率は3万4000分の1になる。一方、ゴルフでホールインワンするのは2万数千回に1回と言われていて、確率的にはノーベル賞をもらうほうが難しいと言える。なので、ゴルフでは当然、ホールインはすでにやっています。僕はゴルフの夢とサイエンスの夢の両方を達成しました」と好きなゴルフと比較しながらおどけていました。

研究のやりがいについて問われると「好奇心を追求するという自己満足で研究を続けてきたことと、結果として人の命を救えたという二重のやりがいがある」と述べ、「今後は、免疫療法が効く患者の割合を上げることや、効く人と効かない人を早期に見分ける方法の確立などについて、僕は欲張りなのでしばらく研究をやりたい」と話していました。

最後に本庶さんは、日本大使館の祝賀会で日本からの留学生と交流したことに触れ、日本の若手研究者を育てるために、科学研究費を増やすことや若手研究者の安定したポストを増やすこと、大学院の授業料について個人の負担にならない仕組みを考えていくことが重要だと訴えていました。