「付け人は小間使いでなく 絶対暴力いけない」指導へ 相撲協会

「付け人は小間使いでなく 絶対暴力いけない」指導へ 相撲協会
日本相撲協会は、元平幕 貴ノ岩の付け人への暴行問題を受けて、今月すべての関取に対して研修を実施するなど当面の対策を発表しました。
去年の元横綱 日馬富士による傷害事件の被害者だった貴ノ岩は今月4日夜、冬巡業のために滞在していた福岡県内のホテルで付け人を素手で数回殴ったことを認め、暴行の責任を取って7日引退しました。

相撲協会はことし10月、「いかなる目的の暴力も許さない」などとして暴力との決別を宣言したにもかかわらず、被害者だった貴ノ岩が加害者となった暴行問題が起きたことを受けて8日、当面の対策を文書で発表しました。

具体的には、部屋の師匠から十両以上の関取に対して、付け人は関取の小間使いではなく絶対に暴力を振るってはいけないことなどを指導することや、今月19日にすべての関取を対象にした付け人に関する特別研修を実施する、などとしています。

また、同じ19日に開かれる理事会で暴力問題に特化した規程を承認してその内容を公表するほか、新たに発足するコンプライアンス委員会に外部の有識者3人を加えるとしています。

さらに、力士が暴力を振るった場合の懲戒処分の基準を番付に応じて定めるとしています。

角界では去年10月から暴力問題が相次ぎ、相撲協会には暴力根絶に向けて早急な実効性のある対策が求められています。