サウジ疑惑 米中摩擦 ねじれ議会… トランプ大統領 課題山積

サウジ疑惑 米中摩擦 ねじれ議会… トランプ大統領 課題山積
トランプ大統領は、中間選挙で議会下院で多数派を奪還した野党 民主党が攻勢を強める構えを見せる中、さまざまな難しい課題に直面しています。

サウジ疑惑

議会で追及の声が高まっているのがサウジアラビアの著名なジャーナリストが殺害された事件をめぐる対応です。

焦点となっているムハンマド皇太子の関与の有無について、トランプ大統領はこれを否定するサウジアラビア政府を擁護する姿勢を見せています。

しかしアメリカ議会上院の有力議員らは情報機関からの説明を受けて「ムハンマド皇太子の関与に疑いの余地はない」などと指摘し、サウジアラビア政府により厳しい措置を取るよう求めていて、トランプ政権への対応への批判が今後強まる可能性もあります。

米中摩擦

米中関係の先行きもトランプ大統領にとっては大きな課題です。

貿易摩擦をめぐっては今月の米中首脳会談でさらなる関税の引き上げに猶予期間が設けられましたが、多くの課題で両国の立場の違いは大きく、今後の協議の行方には不透明感も漂っています。

またスマートフォン製造大手の中国メーカー、ファーウェイの幹部の逮捕で米中の対立が深まり、貿易協議への悪影響も懸念されています。

トランプ大統領としては米中の協議の成果を求める一方、貿易摩擦が続けばアメリカ経済への影響も広がるだけに難しいかじ取りを迫られる可能性もあります。

ねじれ議会 民主党が攻勢か

中間選挙で野党、民主党が議会下院の多数派となる新たな連邦議会が来年1月に始まります。

トランプ大統領としてはみずからの政策の実行に民主党の協力を求める姿勢も見せていますが、民主党側は攻勢を強める構えも見せています。

中でもロシア疑惑をめぐっては、議会下院の委員会での調査権限を使ってトランプ大統領の側近の召喚や公文書の開示を求めていくとみられ、トランプ大統領はより難しい対応を迫られることも予想されます。