大相撲 引退の貴ノ岩が会見「自分の気持ちが弱かった」

大相撲 引退の貴ノ岩が会見「自分の気持ちが弱かった」
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大相撲の平幕で、付け人への暴行の責任を取って引退した貴ノ岩が都内で記者会見し、元横綱・日馬富士の傷害事件の被害者でありながらみずから暴行をした理由について「自分の気持ちが弱かった」などと説明しました。
貴ノ岩の引退会見は7日夜、東京・台東区の千賀ノ浦部屋で師匠の千賀ノ浦親方が同席して行われました。

会見の冒頭で貴ノ岩は、10秒以上にわたって深々と頭を下げ、「弟弟子に手を上げてしまい、大変つらい思いをさせた。部屋の親方や大相撲のファンの皆様などに大変なご迷惑をおかけしたことを心よりおわびします。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪したうえで、引退の理由について「相撲を続けたい気持ちはありますが、引退して責任を取る気持ちが強かった」と述べました。

そして、元横綱・日馬富士の傷害事件の被害者でありながらみずから暴行をした理由について、「自分の気持ちが弱かった」などと説明しました。

また、入門からことし10月まで師匠だった元貴乃花親方に対しては、「育ててくれた感謝の気持ちと迷惑をかけて申し訳ないという気持ちです」と話しました。

さらに、突然の引退となったことで今後については、「今のところ考えていない」とだけ述べました。

そして、最後に「もし時間が戻せるなら」と聞かれると、「新弟子になりたい」と述べ、みずからの行為を深く悔やんでいる様子で、再び深々と一礼して会見を終えました。

一方、師匠の千賀ノ浦親方は「暴力という形で引退するのは残念だ。本当に申し訳ない。責任を感じているので2度と起きないように力士を指導していきたい」と話していました。

日本相撲協会によりますと貴ノ岩は今月4日の夜、冬巡業のために滞在していた福岡県行橋市のホテルの部屋で、23歳の付け人を素手で数回殴ったことを認め、7日午後、暴行の責任を取って引退しました。

モンゴル出身の貴ノ岩は、去年10月、元横綱・日馬富士に鳥取市内の飲食店でカラオケのリモコンなどで殴られてけがをした傷害事件の被害者ですが今度は、貴ノ岩自身が加害者となって、現役を引退する事態となりました。