世界人権宣言70年「行動に移そう」国連事務総長

世界人権宣言70年「行動に移そう」国連事務総長
あらゆる人の権利の平等をうたった世界人権宣言が採択されてから70年を迎えるのにあわせた催しが国連本部で始まり、グテーレス事務総長は、世界中で人権侵害が後を絶たないとして宣言のことばを行動に移そうと呼びかけました。
世界人権宣言は第2次世界大戦を踏まえて、人種や宗教、性別などに関係なく、あらゆる人の権利の平等を保障するため1948年に国連総会で採択され、今月10日で70年を迎えます。

これにあわせてニューヨークの国連本部で6日、30条からなる世界人権宣言を条文ごとに紹介するパネル展が始まりました。

開幕のセレモニーで国連のグテーレス事務総長は「宣言の文言はまだ現実になっておらず、世界中で人権抑圧や人権の完全な否定さえ後を絶たない。力強い宣言のことばを行動に変えよう」と述べました。

パネル展では、宣言の採択にあたって議長を務めた当時のフランクリン・ルーズベルト大統領の夫人、エレノア・ルーズベルト氏をはじめとした女性の代表たちが、性別で差別されないなど女性の権利を盛り込むことに貢献したことが紹介されています。

訪れた女性は「国連のような機関にもっと頑張ってほしい。人権の尊重は国際協調を通じてしか実現しないと思う」と話していました。