米軍観測機 ウクライナ上空飛行 ロシアけん制ねらいか

米軍観測機 ウクライナ上空飛行 ロシアけん制ねらいか
アメリカ国防総省は、空軍の観測機がウクライナ上空を飛行したと発表し、ウクライナ海軍の艦船を拿捕(だほ)した事件をめぐって対立が深まっているロシアをけん制するねらいがあるとみられます。
アメリカ国防総省は6日、声明を発表し、アメリカ空軍のOC135観測機がウクライナ上空を飛行したと明らかにしました。

声明によりますと、アメリカやウクライナなど34か国は、軍事活動を互いに空中から監視することを許可する「オープンスカイズ条約」を締結しており、今回の飛行はウクライナからの要請を受けて実施したということです。

国防総省によりますと、先月30日にワシントン郊外のアンドリューズ空軍基地を飛び立った観測機は、途中、ドイツに立ち寄り、6日、ウクライナ上空を飛行したということで、機内にはアメリカに加え、ドイツやイギリス、ウクライナなど7か国の職員が乗り込み、情報収集にあたったということです。

国防総省は声明で、ロシアがウクライナ海軍の艦船を拿捕した事件を強く非難したうえで、「このタイミングで飛行したのはウクライナや各国に対するアメリカの関与を再確認するためだ」としていて、ウクライナをめぐり米ロの対立が深まる中、ロシアをけん制するねらいがあるとみられます。