ブラジルの裁判所もそんたく?新大統領の保護主義くむ命令

ブラジルの裁判所もそんたく?新大統領の保護主義くむ命令
ブラジルの裁判所は、ブラジルの航空機メーカー エンブラエルと、アメリカの航空機大手 ボーイングが小型機の分野で提携し、合意している新会社の設立を延期するよう命令を出しました。次の大統領に就任するボルソナロ氏が掲げる保護主義的な主張をくんだ判断とみられています。
延期を命じた理由について裁判所は、小型機の開発はブラジルにとって大切な技術であり、早急に結論を出すべきではないとしています。

ブラジルでは来年1月に「ブラジルのトランプ氏」と呼ばれているボルソナロ氏が大統領に就任しますが、ボルソナロ氏は中国資本がブラジル企業を買い占めようとしているとして、外資系企業による国のインフラ事業などへの進出の制限を検討するなど、保護主義的な主張を強めています。

今回の裁判所の判断は、小型機の製造のノウハウがアメリカ側に流出することを懸念するとともに、外資系企業が国の基幹産業に過度に進出することを警戒するボルソナロ氏の意向に沿ったものと見られます。