“多くの人の命救った点を評価” 本庶さんを選んだ理由

“多くの人の命救った点を評価” 本庶さんを選んだ理由
ノーベル賞の授賞式を前に、医学・生理学賞の選考に関わった委員が取材に応じ、京都大学特別教授の本庶佑さんを選んだ理由として「薬に結びつけて大きな効果を挙げている点を特に評価した」などと、実際に多くの人の命を救っている点を評価したことを明らかにしました。
ことしのノーベル賞の授賞式が日本時間の今月11日に行われるのを前に、医学・生理学賞の選考に関わる委員会の委員で、スウェーデンのカロリンスカ研究所のトーマス・ペールマン教授がNHKのインタビューに応じました。

この中でペールマン教授は、ことしの医学・生理学賞に選んだ本庶さんら2人の功績として、がんの免疫療法を医療として確立し、手術と抗がん剤、それに、放射線という従来のがんの治療法に加え、第4の治療法を切り開いた業績を強調しました。

そして、特に本庶さんら2人を選んだ理由として、「がんの免疫療法では多くの研究者がさまざまな側面から貢献しているが、本庶さんらは発見したことをがん治療薬にまで結びつけ、臨床で大きな効果を挙げている点を特に評価した」と述べ、実際に多くの人の命を救っている点を高く評価したことを明らかにしました。

また、ここ4年間で3人の日本人研究者が医学・生理学賞を受賞したことについて、「受賞者を選ぶ際に国籍は全く考慮していない。日本人の研究者と、研究者を支援する国を挙げた絶え間ない努力の結果だと思う」と説明しました。