国連人権高等弁務官 ウイグル問題で中国政府に立入調査求める

国連人権高等弁務官 ウイグル問題で中国政府に立入調査求める
中国で、大勢のウイグル族の人たちが不当に当局の収容所に入れられているとされる問題で、国連のバチェレ人権高等弁務官は、実態を検証するため、現地への立ち入り調査を認めるよう中国政府に対し求めていることを明らかにしました。
中国の新疆ウイグル自治区では、イスラム教を信仰する大勢のウイグル族の人たちが、テロ対策を名目に不当に当局の収容所に入れられ、劣悪な環境で思想教育などを強制されていると、国際的な人権団体などが指摘しています。

この問題について、国連のバチェレ人権高等弁務官は、5日、スイスのジュネーブで開かれた記者会見で、「新疆ウイグル自治区における人権状況について、さまざまな報告を受けている」と述べました。

そのうえで、「われわれは、懸念すべき報告を検証できるように、自治区への直接のアクセスを求めている」として、新疆ウイグル自治区への立ち入り調査を認めるよう、中国政府に対して求めていることを明らかにしました。

この問題をめぐっては、収容所に入れられた人が100万人に上っているという見方もあり、国際社会は懸念を強めていますが、中国側は、過激思想の影響を受けた人の社会復帰を支援するため、職業訓練などを行っているだけだなどと反論しています。