外国人材拡大法案 与党が採決提案も野党が反対 引き続き協議へ

外国人材拡大法案 与党が採決提案も野党が反対 引き続き協議へ
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外国人材の受け入れを拡大するための法案について、参議院法務委員会の理事会で、与党側は6日の質疑のあと採決を行いたいと提案したのに対し、野党側は反対し、引き続き協議することになりました。
外国人材の受け入れを拡大するための法案は、参議院法務委員会で、6日午前から質疑が行われていて、午後は安倍総理大臣も出席することになっています。

これに先立つ理事会で、与党側は6日の質疑を終えれば審議は尽くされるとして、夕方、採決を行いたいと提案しました。

これに対し野党側は「技能実習生の実態について議論を続けるべきで、採決は許されない」などと反対し、引き続き協議することになりました。

また安倍総理大臣が6日の委員会への出席に関連して5日、「海外から帰ってきたばかりで、時差が残っている中、ややこしい質問を受けるという状況だ」と述べたことについて、野党側は「国会審議を冒とくする発言だ」などと批判しました。

野党側は採決を阻止するため、法務委員会の公明党の横山委員長の解任決議案などの提出も検討していて、与野党の攻防が激しくなる見通しです。

山下法相「3月末までに実習生の調査結果を公表」

外国人技能実習生の問題をめぐって、山下法務大臣は参議院法務委員会で、実習生の受け入れ先の賃金の支払い状況などを省内の作業チームで調査し、来年3月末までに結果を公表する考えを明らかにしました。

外国人材の受け入れを拡大するための法案は、参議院法務委員会で、6日午前から質疑が行われていて、午後は安倍総理大臣も出席することになっています。

午前中の審議で、山下法務大臣は失踪した技能実習生をめぐる法務省の去年の調査結果に誤りが見つかったことについて、「心からおわび申し上げる」と重ねて謝罪しました。

そして山下大臣は、実習生の受け入れ先が去年とことし、賃金を適正に支払ったかなどを省内の作業チームで調査し、違法性があれば速やかに処分を行う考えを示しました。

そのうえで、来年3月末までに結果を公表する考えを明らかにしました。

公明 山口代表「審議時間は衆議院上回る」

公明党の山口代表は、党の中央幹事会で、「いよいよ国会は来週10日までの会期を残すのみとなり、法務委員会で大詰めの議論が展開される。参議院では、野党側の要求を受け入れ、安倍総理大臣出席の質疑も行うことになり、最終的に審議時間は衆議院をはるかに上回る。与野党で円満な結論が出されることを期待している。今の国会での法案成立を目指して、残る会期、団結して臨みたい」と述べました。

立民 辻元氏「いったん廃案に」

立憲民主党の辻元国会対策委員長は記者団に対し、「どんどん問題点が明らかになってきており、きょうの採決は認められない。法案は欠陥商品であり、このまま社会に納品されたら、社会がおかしくなる可能性があるので、いったん廃案にするのが賢明な判断だ」と述べました。

そのうえで辻元氏は、今後の対応について「委員会の運営はもとより、山下法務大臣を含め、対応がなっていないと思うので、現状に対し、しっかり形で示していくことになる」と述べました。