ワーゲンでも不正検査 燃費などのデータ不適切処理に83件

ワーゲンでも不正検査 燃費などのデータ不適切処理に83件
複数の自動車メーカーで不正な検査が相次いで発覚している問題で、ドイツのフォルクスワーゲンでも、国の基準を満たさない不適切な測定を行っていたことがわかりました。
車の出荷前の検査をめぐっては、日産自動車とSUBARUで燃費や排ガスなどのデータを書き換えるなどの不正が発覚し、その後、国土交通省が自動車メーカー23社に社内調査を求めたところ、スズキなど4社でも不正な検査が明らかになっています。

国土交通省によりますと、4日にフォルクスワーゲンから社内調査の結果が報告され、国の基準を満たしていない検査で記録した燃費や排ガスなどのデータを有効だとした不適切な処理が83件あったということです。

不適切な測定で出荷された車両は、平成24年8月から平成30年6月までの間で、割合は7.5%だったということです。

国土交通省は、不正が明らかになったメーカーに対して、再発防止策の実施状況を四半期ごとに報告するよう求めるなど指導を徹底していくとしています。

フォルクスワーゲングループジャパン社長「心よりおわび」

フォルクスワーゲングループジャパンのティルシェア社長は記者会見し、「自動車の生産の適合性を判断する検査でこのようなミスをすることは許されることではない。お客様に大変なご心配をおかけし、心よりおわび申し上げる」と述べました。

そのうえで「ドイツの本社でも、今回の件を真剣に受け止め、再発防止に全力を挙げていく」と述べ、同様の問題が起きないよう、今後、検査結果を自動で判断し記録するシステムを導入する考えを示しました。

また、不適切な検査を行った自動車をリコールするかどうかについて「現時点ではリコールの必要はないと考えているが、国土交通省とも緊密に連携し必要な措置を講じていく」と述べました。