富士山 山梨・静岡両県警が初の合同救助訓練 冬の遭難に備え

富士山 山梨・静岡両県警が初の合同救助訓練 冬の遭難に備え
冬の富士山での遭難事故に備え、山梨と静岡の両県の警察による初めての合同救助訓練が行われました。
訓練は富士山5合目付近の山梨県側の登山道で行われ、山梨・静岡両県の警察官合わせて27人が参加しました。

5日は登山者が低体温症で動けなくなったという想定で訓練が行われ、警察官たちは、遭難者役の人に「大丈夫ですか」と声をかけながら、体を湯たんぽや寝袋で温めたあとシートを巻きつけて固定し搬送する手順を確認しました。

午後には、より標高の高い7合目付近で、ピッケルなど冬山登山用の装備を使って雪の上を歩いたり滑落を防いだりする訓練を行うことにしています。

山梨県と静岡県にまたがる富士山では、県境の遭難事故に両県の警察が合同で対応するケースが多く、ことし4月にも山頂付近で遭難した男性を合同で救助したということです。

山梨県警山岳警備安全対策隊の志村一隊長は、「厳冬期の富士山は雪や氷に覆われ、滑りやすくなっている。冬山はスペシャリストのみに許された世界なので、安易な気持ちで山に入るのは控えてほしい」と話していました。