「原爆展」化学兵器が初めて使われたベルギーの町で

「原爆展」化学兵器が初めて使われたベルギーの町で
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第1次世界大戦中に史上初めて化学兵器が使われたベルギーで、戦争や兵器の恐ろしさを改めて知ってもらおうと「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」が開かれています。
ベルギー西部の町イーペルは第1次世界大戦中に史上初めて化学兵器による大規模な攻撃が行われた町として知られ、広島市などと交流を深めています。

今月11日に世界大戦終結から100年となるのを前に、戦争や兵器の恐ろしさを改めて知ってもらおうと、市内の博物館で9日から「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」が始まりました。

開催を記念する式典ではベルギーに駐在する日本の林肇大使が「イーペルで初めて化学兵器が使われた27年後に広島、長崎で初めて原爆が使われました。記憶を共有し、伝えていきましょう」とあいさつしました。

会場には、原爆投下後の町の写真や動員された学徒の帽子などの遺品合わせて50点余りや、展示会に合わせてイーペルの小学生が折った折り鶴などが、オランダ語の注釈付きで展示されています。

訪れた女性は「戦争について語り継ぎ、科学技術が必ずしも正しい目的に使われてこなかったことを知るべきだと思いました」と話していました。

イーペル市のドゥルネズ市長は「自分たちの歴史と比較しながら広島、長崎で起きたことを知ることはとりわけ若い世代にとっては意義があると思います」と話していました。