トランプ大統領 パリ訪問へ 中間選挙受け外交に変化は

トランプ大統領 パリ訪問へ 中間選挙受け外交に変化は
アメリカのトランプ大統領は9日から11日までフランスのパリを訪問します。中間選挙後、初となる今回の外遊ではマクロン大統領と会談するほか、ロシアのプーチン大統領とも面会する可能性があり、選挙後、外交姿勢に変化が見られるのか注目されます。
トランプ大統領はパリで10日、マクロン大統領と首脳会談を行い、内戦が続くシリア情勢や、イランに対する経済制裁を発動させたことなどについて意見を交わすものとみられます。

11日には第1次世界大戦の終結から100年に合わせた式典に世界各国の首脳らとともに出席する予定です。

これについてトランプ大統領は9日、パリに向けてホワイトハウスを出発する際、「すばらしい時間になるだろう。多くの国の首脳が来ることになったのはアメリカが来ると聞いたからだろう」と述べました。

式典にはロシアのプーチン大統領らも出席する予定で、ことし7月にフィンランドで行った首脳会談以降初めて直接顔を合わせ、話をする可能性があります。

アメリカの中間選挙では野党 民主党が議会下院で多数派を奪還したことを受けて、今後議会でいわゆるロシア疑惑をめぐる調査が活発化する可能性が指摘されています。

また議会がいわゆる「ねじれ」状態となり、国内の政治が停滞することも予想される中、トランプ大統領が外交や通商面で強い態度に出て指導力をアピールするのではないかとの見方も出ていて、中間選挙後初の外遊でその姿勢に変化が見られるのか注目されます。
トランプ大統領が中間選挙直後のこの時期にフランスへの外遊を決めた背景には、世界のおよそ70か国の首脳らが一堂に会し、国際的にも大きな注目を集める行事に参加しみずからの存在感を内外にアピールする狙いがあるとみられます。

さらにトランプ大統領としては、中間選挙で野党 民主党に議会下院の多数派を奪還される可能性が事前に伝えられていたことから、選挙直後に外遊することで国民の関心を国外に向けさせる狙いもあったのではないかという見方も出ています。

アメリカ国内では、中間選挙を受けて議会が「ねじれ」の状態となることでトランプ大統領は難しい政権運営を迫られることが予想され、大統領の権限で政策を進めやすい外交や通商分野で強気の姿勢に出て、指導力をアピールする可能性があります。

国際協調の重要性を訴えるマクロン大統領との首脳会談にトランプ大統領がどのような姿勢で臨むのか注目されています。