韓国 ソウルで7人死亡の火災 1人は日本人男性

韓国 ソウルで7人死亡の火災 1人は日本人男性
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韓国の警察によりますと、9日朝早く、韓国の首都ソウルにある建物で7人が死亡する火事があり、このうちの1人について、韓国で暮らす50代の日本人男性と確認され、消防などが、火が出た原因を調べています。
韓国の首都ソウルの中心部で、9日午前5時ごろ、3階建ての建物の最上階から火が出て、およそ2時間後に消し止められましたが、警察によりますと、焼け跡から7人が遺体で見つかったほか、11人がけがをしたということです。

また、遺体で見つかった1人について、居住登録されている指紋などから韓国で暮らす日本人で、日本語講師として働いている、オオタ・ヒデアキさん(53)と確認したということです。

警察によりますと、火事が起きた建物は、1階が飲食店で、2階と3階は、合わせて50を超す小さな部屋に仕切られていて、簡易の宿泊施設として利用されていました。

消防によりますと、建物にはスプリンクラーなどの消火設備が設置されておらず、目撃者の証言などから、3階の部屋の電気ストーブが火元とみられていて、警察とともに詳しい原因を調べています。

防火対策不十分な建物で火災相次ぐ

韓国では、スプリンクラーが設置されていないなど防火対策が不十分な建物で大勢の死者が出る火災が相次いでいます。

去年12月、中部のチェチョン(堤川)にあるスポーツセンターやサウナなどが入る商業施設で火災が起き、29人が死亡しました。

それからおよそ1か月後のことし1月には、南部のキョンサン(慶尚)南道ミリャン(密陽)の病院で、体が不自由な高齢の入院患者を中心に46人が死亡しました。

いずれの建物にもスプリンクラーは設置されていませんでした。両方の火災現場を直接訪れたムン・ジェイン(文在寅)大統領は、「このような惨事が繰り返されて、心が痛く、国民に申し訳なく思う。火災に対する安全管理を強化する」と述べました。

しかし、実際には、老朽化した建物では防火対策が不十分であることが珍しくなく、空気が乾燥する冬場を迎えて火災が増える懸念があります。