JOC 加盟団体トップを集めた初めての会議

JOC 加盟団体トップを集めた初めての会議
ことし、スポーツ界で不祥事が相次いで明るみに出たことを受けて、JOC=日本オリンピック委員会は7日、加盟団体のトップを集めた会議を初めて開き、JOCの竹田恒和会長がスポーツ界の自浄能力の必要性を強調しました。
スポーツ界ではことし、アメリカンフットボールやレスリング、ボクシング、それに体操で、パワーハラスメントや助成金流用などの不祥事が相次いで明るみに出て、組織や指導者の在り方がスポーツ界全体で問われています。

こうした現状を受けて、JOCは7日、競技団体のトップを集めた会議を都内で初めて開き、加盟団体のほぼすべてにあたる54の団体の会長や副会長などが出席しました。

この中で、JOCの竹田会長は「一部の選手や競技団体の役員の愚かな行為によって、スポーツへの信頼を裏切ることになっているのか、深く深く反省しなければならない」と述べました。

そのうえで、竹田会長は、国が競技団体の統治に関与を強めようとしている現状を踏まえ、「競技団体はみずからを律し自立できる組織の基盤作りに努めていかなければならない。危機感を持ってガバナンスの確立とコンプライアンスの徹底を図っていただきたい」と述べ、スポーツ界が自浄能力を発揮する必要性を強調しました。

現状を受けて、スポーツ庁は競技団体が守るべき規範の策定を検討していますが、会議では、出席者の一部がスポーツ庁の鈴木長官に対して「政治がスポーツを引っ張るのか」と疑問の声を上げる場面もありました。

JOCは今後、再発防止に向けて各競技団体との意見交換を進めていくことにしています。

陸連「規制がすぎないように」

会議に出席した日本陸上競技連盟の横川浩会長は、競技団体に対する国の関与について「われわれも、うみを出して前に進んでいこうとしているところなので、拙速に議論して規制的な枠組みになりすぎないよう期待したい」と述べました。

そのうえで「コンプライアンスの徹底は競技団体の存続と将来の発展にとって、極めて重要だ。われわれ自身の責任で対応することが改めて重要だと感じた」と話していました。