スポーツクライミング世界選手権 野口啓代が銀メダル

スポーツクライミング世界選手権 野口啓代が銀メダル
東京オリンピックの追加競技、スポーツクライミングの世界選手権、女子ボルダリングで野口啓代選手が銀メダルを獲得しました。
オーストリアのインスブルックで開かれているスポーツクライミングの世界選手権は、14日、ホールドと呼ばれる突起物のついた壁で登ったコースの数を競う女子ボルダリングの決勝が行われました。

決勝は、準決勝を通過した6人によって争われ、各選手が難度の高いコースの攻略に苦しむ中、日本の女子の第一人者の野口選手は、4つあるコースのうち後半の2つを登りきり、2位となって銀メダルを獲得しました。

また、今シーズンのボルダリングのワールドカップで年間総合優勝を果たした21歳の野中生萌選手は大会中に右肩を痛めた影響で本来の力を発揮できず5位でした。

優勝はスロベニアの19歳、ヤンヤ・ガンブレット選手で、今大会、女子リードの2位に続く表彰台となりました。

一方、東京オリンピックで実施される種目で、スピード、ボルダリング、リードの3種目の総合成績を争う複合は、大会最終日の16日に行われ、この日までの3種目それぞれの順位で6人の出場者が決まりました。
野口選手と野中選手も進出し、複合の初代女王を目指します。

野口「成長を証明したかった」

野口啓代選手は「優勝をすごく狙っていたので、残念な気持ちもあるが、3つ目と最後の4つ目を登りきって巻き返せたのはよかった。最後は、前回まで2大会続けて3位だったので1つでも順位を上げて自分が成長したところを証明したい気持ちだった。優勝したヤンヤ・ガンブレット選手はすごく強いので自分も追いつきたい」と話しました。

複合に向けては「今のベストを尽くし、最後の種目のリードまで満足のいくパフォーマンスをして終わりたい」と意気込んでいました。

野中「私としては頑張った」

野中生萌選手は「いやー、終わりました」とほっとした表情を浮かべたうえで、「私としては頑張った。予選の時には、決勝が想像できないくらい肩の状態がよくなかったが、決勝まで進めて、最後には順位を1つでも上げられたのでよかった。日本チームの声援も聞こえて諦めている場合ではないと思い最後まで登った。ただ、もともと望んでいた順位ではないので悔しい」と話しました。

複合に向けては「あす、痛み止めの薬の効き目が切れるのが怖いし、手の指の皮も切れてしまった。でも、最後まで諦めたくないので、1日でできるだけ回復させて、頑張る」と強気のことばを並べました。