「こうのとり」7号機 打ち上げ延期 圧力バルブに異常

「こうのとり」7号機 打ち上げ延期 圧力バルブに異常
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国際宇宙ステーションに物資を運ぶ日本の宇宙輸送船「こうのとり」の7号機は、15日午前6時前に鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられる予定でしたが、ロケットの液体酸素のタンクの圧力を維持するバルブに異常が見つかり、打ち上げは延期されました。
「こうのとり」は、国際宇宙ステーションに物資を届けるため、日本が開発した無人の宇宙輸送船です。

15日午前5時59分すぎに鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられる予定でしたが、打ち上げ業務を担当する三菱重工業が午前2時ごろに行った点検で、ロケットの2段目にある燃料の燃焼を助ける液体酸素のタンクのバルブに異常が見つかったということです。

タンクの圧力が十分に維持できず、正常に飛行できないおそれがあるということでJAXA=宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は15日の打ち上げを中止しました。

三菱重工業によりますと、このバルブはこれまで39回打ち上げを行ったH2Aロケットにも使われていますが、異常が見つかったのは初めてだということです。

JAXAと三菱重工業ではバルブを愛知県の工場で詳しく調べる予定で、新たな打ち上げ日は原因がはっきりしてから決定するとしています。

打ち上げ責任者の三菱重工の二村幸基技師長は「このまま打ち上げてもエンジンが正常に働かずミッションは達成できなかった。重大な問題だととらえている。現時点で原因の推定はできず、1週間以内の打ち上げは難しい」と話しています。