「『スーパー台風』に匹敵」フィリピンに接近の台風22号

「『スーパー台風』に匹敵」フィリピンに接近の台風22号
フィリピンに接近している猛烈な台風22号について、専門家は最大風速が60メートル前後のいわゆる「スーパー台風」に匹敵する勢力だとして、台風が接近する地域では、暴風や高潮などに備え早めの安全の確保が必要だとしています。
気象庁によりますと、大型で猛烈な台風22号はフィリピンの東の海上を西寄りに進んでいて、15日の未明以降、フィリピン北部のルソン島付近に接近し上陸するおそれがあります。

午後3時の時点では中心付近の最大風速が55メートル、最大瞬間風速は80メートルで、フィリピンでは猛烈な風や雨となる見通しです。

台風22号について、気象学が専門の東京大学の新野宏名誉教授は、最大風速が60メートル前後のいわゆる「スーパー台風」に匹敵する勢力だとしたうえで、暴風や高潮、大雨に厳重な警戒が必要だとしています。

フィリピンでは5年前の2013年、猛烈な台風30号が中部に接近しました。中心気圧が895ヘクトパスカル、最大風速が65メートルの「スーパー台風」で、暴風や高潮によってレイテ島などで壊滅的な被害が出て、7000人以上の死者・行方不明者が出ました。

台風22号はこの台風の勢力よりもやや弱く、進路も異なりますが、新野名誉教授は、中心付近で竜巻と同レベルの猛烈な風が吹くほか、高潮のリスクも高く、住宅などに甚大な被害が出るおそれがあるとしています。

新野名誉教授は「進路にあたる地域では厳重に警戒し、あらかじめ安全な場所に避難しておく必要がある。接近している際は外出せず、頑丈な建物で安全を確保してほしい」と話しています。