カスピ海沿岸5か国が領有権合意 ガス田開発活発化へ

カスピ海沿岸5か国が領有権合意 ガス田開発活発化へ
中央アジアの西部に位置するカスピ海の底には天然ガス田があり、ロシアやイランなど沿岸5か国が領有権を主張し、20年以上にわたって対立が続いてきました。しかし、5か国は首脳会議で領域の範囲などで合意し、今後、ガス田開発が活発化しそうです。
世界最大の湖カスピ海は、ロシア、カザフスタン、アゼルバイジャン、それにトルクメニスタンの旧ソビエトの4か国と、イランに接していて、これら5か国がそれぞれ領有権を主張し20年以上にわたって対立が続いてきました。

5か国は、この問題を話し合うため2002年から数年に1度のペースで首脳会議を開くようになり、12日、カザフスタンで5回目となる会議が開かれました。

この中で、各国は沿岸から15海里をそれぞれの領域としその外側に排他的な漁業権を設定することや、地下資源の分割などは当事国どうしの取り決めによって行うことなどで合意しました。

これによって長年の対立に終止符が打たれ、ロシアのプーチン大統領は「カスピ海沿岸国の関係を新たな段階に導き、この地域をダイナミックに発展させるものだ」と意義を強調しました。

カスピ海の天然ガス田には欧米各国や中国も大きな関心を寄せていて、今回の合意を受けて、ガス田開発が活発化しそうです。