拉致から40年 市川修一さんの兄「政府は被害者全員奪還を」

拉致から40年 市川修一さんの兄「政府は被害者全員奪還を」
市川修一さんと増元るみ子さんが鹿児島県の海岸で北朝鮮に拉致されてから、12日で40年になりました。修一さんの兄の健一さんはNHKのインタビューに応じ「政府は今のチャンスを逃さず被害者全員を奪還してほしい」と述べ、被害者の帰国に向けた実効性のある取り組みを求めました。
市川修一さんと増元るみ子さんは、40年前の昭和53年8月12日、夕日を見に出かけた現在の鹿児島県日置市の吹上浜から北朝鮮に拉致されました。

修一さんの帰りを待ち続ける兄の健一さんは、拉致から40年を、12日鹿屋市の自宅で迎え、NHKのインタビューに応じました。

この中で、健一さんは「毎年この日が近づくと、なかなか救出してあげられず申し訳ないという気持ちになります。40年の節目は特別な日ではなく、私たち家族にとっては毎日が闘いなので一刻も早く解決するよう願うばかりです」と話しました。

そして、これまでの日々について、「いつも修一のことを思ってきました。『どうしているのかな』とか、『健康でやっているかな』とか、1人になるといつも修一のことが浮かんできます。この40年間、心から笑える日はありませんでした。両親が健在なうちに解決してほしかったです」と振り返りました。

そのうえで、6月の米朝首脳会談に触れ「トランプ大統領が拉致問題を提起してくれたので、政府にはこのチャンスを逃さないでほしいです。拉致被害者家族の全員が私と同じ気持ちで苦しんでいます。全員を奪還してほしい、それだけです」と述べ、被害者の帰国に向けた実効性のある取り組みを求めました。