競泳 渡辺一平 200m平泳ぎで金メダル

競泳 渡辺一平 200m平泳ぎで金メダル
東京で行われた競泳のパンパシフィック選手権は最終日の競技が行われ、男子200メートル平泳ぎで渡辺一平選手が金メダルを獲得しました。
東京辰巳国際水泳場で行われたパンパシフィック選手権は最終日の12日、男女合わせて10種目で決勝が行われました。

男子200メートル平泳ぎでは、この種目で2分6秒67の世界記録を持つ渡辺一平選手と、去年の世界選手権の銀メダリスト、小関也朱篤選手が決勝に進みました。

渡辺選手は150メートルをトップと0秒20差の3位で折り返し、ラスト50メートルで逆転して、2分7秒75の大会新記録をマークし、主要な国際大会で初めて金メダルを獲得しました。
小関選手は2分8秒25で4位でした。

男子200メートル背泳ぎでは、28歳の入江陵介選手が1分55秒12で銀メダルを獲得しました。入江選手は100メートル背泳ぎに続く2個目の銀メダルです。
砂間敬太選手は5位でした。

男子50メートル自由形では、中村克選手が22秒24で4位、塩浦慎理選手は5位でした。

2年後の東京オリンピックで新種目となる男子800メートル自由形は、江原騎士選手の7位が最高でした。

女子では今大会、リレーも含めて11レース目となった18歳の池江璃花子選手が、50メートル自由形に出場し24秒60で6位でした。

女子200メートル平泳ぎでは、鈴木聡美選手が2分22秒22で銅メダルを獲得しました。鈴木選手は銀メダルを獲得したロンドンオリンピック以来となる、主要国際大会でのメダルとなりました。
青木玲緒樹選手は4位でした。

女子200メートル背泳ぎでは、日本代表で最年少の17歳、酒井夏海選手が2分8秒18で自己ベストを更新しましたが7位でした。

2年後の東京オリンピックで新種目となる女子1500メートル自由形は、小堀倭加選手が自己ベストを更新する16分14秒22で8位、森山幸美選手が12位でした。

リレーは男女ともに400メートルメドレーリレーの決勝が行われました。
日本の男子は入江選手、小関選手、小堀勇氣選手、中村選手の4人で臨み、日本記録にあと0秒06に迫る3分30秒25で銀メダルを獲得しました。

日本の女子は酒井選手、青木選手、池江選手、それに青木智美選手の4人で臨み、3分55秒03の日本新記録をマークして銅メダルを獲得しました。

渡辺「自分自身の泳ぎに集中」

渡辺一平選手は、主要な国際大会で自身初となる金メダルを獲得したレースを振り返り、「自分自身の泳ぎに集中できた」ことを勝因に挙げました。

男子200メートル平泳ぎの決勝は、世界記録を持つ渡辺選手やライバルの小関也朱篤選手、そしてリオデジャネイロオリンピックの銀メダリストで、予選で大会新記録を出したアメリカのプレノット選手など強豪がそろいました。

このレースに、渡辺選手は「周りを気にしない。自分の泳ぎに集中する」と臨んだと言います。

最後の50メートルのターンは「目をつぶって」折り返し、自分の感覚だけを信じてラストスパートをかけ、3位からの逆転で金メダルをつかみ取りました。

渡辺選手は去年1月の国内大会で2分6秒67の世界新記録をマークしましたが、その後は記録を更新できず、また右足首の捻挫などにも悩まされました。

4月の日本選手権でも優勝を逃し不振が続く中、「自分の泳ぎに集中する」と臨んだ6月の国際大会で、渡辺選手はみずからの世界記録に迫る好タイムで優勝し、復調のきっかけをつかむことができたと言います。

今回のパンパシフィック選手権も、実は直前の体調不良で十分な練習を積めず不安を抱えていましたが、自分の泳ぎに集中した結果、主要な国際大会で自身初の金メダルにつながりました。

不振から抜け出したことを結果で証明した渡辺選手はレース後、「これからどんどん強化して東京オリンピックまで突っ走りたい」と話し、2年後の大舞台での頂点を力強く見据えました。