台湾 蔡総統が中南米訪問へ出発 外交関係の維持図る

台湾 蔡総統が中南米訪問へ出発 外交関係の維持図る
台湾の蔡英文総統は、外交関係のある中南米の2か国を訪問するため、12日台湾を出発しました。中国政府が、蔡政権を孤立させようと外交的圧力を強める中、蔡総統としては、外交関係の維持を図るとともに、国際社会での存在感をアピールしたい考えです。
台湾の蔡英文総統は、今月20日までの9日間の日程で、外交関係のある南米のパラグアイと中米のベリーズを訪問するため、12日台湾北部の空港を出発しました。

出発に先立って蔡総統は、空港で記者団に対し「外交が苦しくてもひるまないのが台湾人だ。台湾の姿を世界に見せれば、誰もその存在を消すことはできない」と述べ、中国の外交的圧力に屈しない姿勢を強調しました。

蔡総統は、パラグアイでは大統領の就任式典に出席するほか、台湾が支援する教育現場を訪れ、ベリーズでは議会で演説などを行う予定です。

また、蔡総統は2か国を訪問する前後に、アメリカ西部のロサンゼルスと、南部ヒューストンに立ち寄る予定で、アメリカの議員らと交流するものとみられます。

台湾をめぐって、中国政府は「1つの中国」の考え方を受け入れていないとして、蔡政権を孤立させようと外交的な圧力を強めています。

蔡総統としては、一連の訪問を通じて、外交関係の維持を図るとともに、国際社会での存在感をアピールしたい考えです。