朝鮮半島出身者の遺骨 韓国に返還へ 都内で追悼式

朝鮮半島出身者の遺骨 韓国に返還へ 都内で追悼式
日本で亡くなった朝鮮半島出身者の遺骨が韓国に返還されることになり、12日、都内で追悼式が行われました。現在の北朝鮮の地域に故郷がある人の遺骨も含まれることから、北朝鮮との軍事境界線近くに納骨されるということです。
追悼式は、戦前から戦中にかけて朝鮮半島から日本に来て、日本で亡くなった人たちの遺骨を保管してきた東京 東村山市の国平寺で行われ、遺骨の返還に取り組んでいる韓国の市民団体のメンバーなど60人余りが参加しました。

読経のあと、参加者が今回返還される35人の遺骨を持って境内を1周し、韓国の伝統にのっとって供養しました。

今回返還される遺骨の中には、現在の北朝鮮の地域に故郷がある人のものも含まれるため、今月16日、北朝鮮との軍事境界線に近い韓国北部のパジュ(坡州)にある墓地に納骨されることになっています。

朝鮮半島出身者の遺骨をめぐっては、ムン・ジェイン(文在寅)政権に近い別の民間団体が北朝鮮側と連携して返還を進めることで合意し、日本政府と協議したいという意向を示しています。

これについて、国平寺のユン・ピョガム(尹碧巌)住職は「故人の祖国である南北が争ってきましたが、南北が一緒になって遺骨の返還に取り組む平和な時代が来たことをうれしく思う。国交のない日朝の関係も改善するきっかけになってほしい」と話していました。