メキシコでマナティーが相次ぎ死ぬ 排水の影響めぐり論争

メキシコでマナティーが相次ぎ死ぬ 排水の影響めぐり論争
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メキシコ南部で、水中に生息する哺乳類のマナティーが相次いで死んでいるのが見つかり、現場近くにある石油公社からの排水が深刻な水質汚染を引き起こしているのではないかとして、論争が巻き起こっています。
低湿地帯が広がるメキシコ南部タバスコ州は、マナティーの生息地として知られていて、500頭余りが生息していると推定され、保護活動が行われています。

ところが、ことし5月から河川や沼地で相次いでマナティーが死んでいるのが見つかるようになり、州はこれまでにおよそ30頭が死んだとしています。

州や国立大学は原因は特定できないとしてきましたが、その後、別の公立大学が行った調査では、川の水から基準値を大きく上回る重金属のカドミウムなどが検出されたということで、現場近くで石油を採掘している石油公社からの排水が深刻な水質汚染を引き起こしているのではないかという見方も出ています。

これに対して石油公社側は声明を発表し、「汚染は確認されていない」と強く否定しています。

地元のメディアは、このほかに川で魚やトカゲが死んでいるのが見つかったり、漁業に携わる住民が発疹などの症状を訴えたりしていると伝えていて、マナティーの死因をめぐって論争が巻き起こっています。