防災ヘリ墜落 東に広がる霧や雲に巻き込まれた可能性も

防災ヘリ墜落 東に広がる霧や雲に巻き込まれた可能性も
群馬県の防災ヘリコプターの墜落事故で、当時、現場周辺では、濃い霧や雲が西から東に広がっていったとみられることが、周辺の山岳に詳しい元救助関係者の証言でわかりました。

事故機は、当初予定していたルートを東向きに変更していて、東に広がる霧や雲に巻き込まれた可能性も出ています。
墜落事故現場の近くで宿泊施設を経営する高相重信さん(78)は、およそ40年間山岳救助に携わり、救助に当たるヘリコプターの運用を支援するなど、周辺の山岳でのヘリコプターの飛行に詳しいといいます。

高相さんによりますと、事故のおよそ30分前にかけて、現場西側の標高1500m前後の道路を車で走っていたところ、前がよく見えないぐらい濃い霧の中に入ったということです。

高相さんの証言では、当時、長野県側が霧や雲に覆われていた一方で群馬県側は晴れていて、濃い霧や雲が西から東に広がっていったとみられるということです。

高相さんは「事故機は、西から東に流れる霧の中に入ってしまい、視界が悪くなり墜落したのではないか」と話しています。

群馬県によりますと、事故機は、当初予定していた飛行ルートを東向きに変更しているうえ、霧に入ったとみられる標高およそ1900m地点の上空で、南にUターンする形で針路を大きく変えていて、東に広がる霧や雲に巻き込まれた可能性も出ています。