龍谷大平安 劇的なサヨナラ勝ちで甲子園通算100勝目

龍谷大平安 劇的なサヨナラ勝ちで甲子園通算100勝目
大会7日目の第1試合、劇的なサヨナラ勝ちで春夏通じて甲子園通算100勝目を挙げた京都の龍谷大平安高校。就任26年目の原田英彦監督はこれまでのこわもてのスタイルを笑顔に変え、節目の勝利を達成しました。
龍谷大平安は、去年の秋、そして、ことしの春といずれも京都府大会の準々決勝で敗退。個人個人に力はありながらも精神的にチームを引っ張る存在が欠けていたといいます。

100回大会で100勝を目指すこの夏の地方大会を前に、原田監督が変えたのは選手ではなく、自分自身でした。

その理由について、原田監督は「このチームはみんな、周りをうかがうところがある。自分はマイペースだから自分で引っ張ることにした」と明かします。

厳しい指導で知られる原田監督がこわもてな表情を笑顔に変え、ベンチで監督みずから声を出して選手を励ますようにしたのです。

さらに夏の京都大会では原田監督は勝ち上がるたびに、家族が好きというディズニーの人気キャラクターの「お前たち、最高だぜー」という決めぜりふを叫び、チームを勢いづけました。

効果はてきめんでした。次第に選手たちからも声が出るようになり、夏の京都大会はミスを恐れない積極的なプレーで6試合中5試合でコールド勝ち、決勝も11対0という圧倒的な強さで甲子園出場を決めました。

迎えた11日の試合、原田監督は「自分が引っ張らなあかんと必死に声を出した」とベンチから何度も大声で選手たちを鼓舞しました。

そして、同点で迎えた9回ウラ、監督の声に選手が積極的なプレーで応えます。2アウトからフォアボールで出塁した1番の水谷祥平選手はノーサインで2つの盗塁を決め、三塁に進み、次のバッターのタイムリーでサヨナラのホームを踏みました。

試合後、原田監督はアルプススタンドへのあいさつで泣きながら「お前たち、最高だぜー」と決めぜりふを叫んで大きな拍手を受けていました。

原田監督は「本当に選手たちがよくやってくれた。これで先輩が積み重ねてきた歴史を後につなげることができる」と偉業達成の喜びをかみしめていました。