「山の日」 富士山で安全な登山呼びかけ

「山の日」 富士山で安全な登山呼びかけ
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「山の日」の11日、多くの登山者が訪れている富士山の5合目で、警察が安全な登山を呼びかけました。
この呼びかけは富士山のふもとの山梨県の富士吉田警察署が、山頂を目指す多くの登山者が集まる富士山の5合目で行いました。

警察官たちは、ヘルメットを着け、軽装ではなく必要な装備をととのえること、それに登山計画書を提出するといった注意事項が書かれたチラシを登山者に配りました。

最近は、グループ内で体力のある人が先に行くなど、ばらばらに山頂を目指してはぐれてしまうケースが目立つということで、グループでまとまって行動するなど無理のない安全な登山を心がけるよう呼びかけていました。

警察によりますと富士山の山梨県側では、夏山シーズンを迎えた先月1日から今月10日までに2件の遭難が発生し、山頂付近で動けなくなった70歳の男性1人が死亡しています。

富士吉田警察署の久保田篤史地域課長は「登山を楽しむために、登る人どうしが協力しあって安全な登山を心がけてほしい」と話していました。

千葉県の「鋸山」でも

一方、標高330メートルの千葉県の鋸山では、警察によりますと、去年からことしにかけて8人が遭難し、このうち2人が崖から転落して、亡くなっているということです。

11日は、地元の富津警察署の警察官8人がふもとにある駅に出て、「登山に適した服装で登りましょう」とか、「必要なものは飲料水、軽食、方位磁石」などと書かれたチラシを登山客に配って、注意を呼ひかけました。

また、登山道では、遭難者の位置を知らせるための発煙筒が、上空のヘリコプターから見えるかを確かめたり、ロープを使って急な坂道を下る訓練をしたりして、救助の際の連携を確認しました。

登山に来ていた大学生は「子ども連れでも登れるぐらいの山だと思っていましたが、足元に気をつけて登ります」と話していました。

富津警察署の福本雅裕地域課長は「低い山ですが、とても危険な山だと認識してもらい、軽い気持ちと軽装では登らないようにしてほしい」と話していました。