石井国交相 ダム放流の被害想定 開発段階で精度低い

石井国交相 ダム放流の被害想定 開発段階で精度低い
先月の西日本豪雨で、愛媛県のダムが大量の放流を行った際に、直前に国土交通省が行っていた被害想定の結果が地元の自治体などと共有されなかったことについて、石井国土交通大臣は、10日の閣議の後の会見で「システムは開発段階のもので精度が低いと認識している」と述べて、現時点で情報をそのまま公表することは難しいとする考えを示しました。
愛媛県の西予市と大洲市を流れる肱川は、先月の記録的な豪雨で氾濫し、流域で8人が犠牲になりました。

上流のダムを管理している国土交通省四国地方整備局は、大量の水を緊急放流する前に下流での浸水被害のシミュレーションを行っていましたが、その結果は地元の自治体や住民と共有されていませんでした。

これについて、石井国土交通大臣は10日の閣議の後の会見で「浸水の被害を想定するシステムがあることは報告を受けているが、試験的に開発しているものでまだ精度は低いと認識している」と述べて、現時点で情報をそのまま公表することは難しいとする考えを示しました。

そのうえで「情報提供の在り方を検証する動きが進んでいるので、自治体のニーズも踏まえて、改善すべき点は速やかに改善したい」と述べました。