日本レスリング協会 伊調選手への謝罪を正式に発表

日本レスリング協会 伊調選手への謝罪を正式に発表
レスリングでオリンピック4連覇を果たした伊調馨選手に対するパワーハラスメント問題で、日本レスリング協会は伊調選手に直接謝罪したことを正式に発表しました。関係者によりますと、伊調選手は謝罪を受け入れ、現役復帰の意向を伝えたということで、2020年の東京オリンピックに向けて本格的に始動することになりました。
レスリング女子でオリンピック4連覇を達成した伊調選手については、ことし3月、日本レスリング協会の当時の栄和人強化本部長からパワーハラスメントを受けていた問題が明らかになり、内閣府やレスリング協会の第三者委員会はパワハラがあったことを認めました。

この問題で、今月2日、伊調選手は、都内で日本レスリング協会の福田富昭会長と面会し、一連のパワハラの問題について「大変ご迷惑をおかけしました。おわびします」という内容で初めて、直接、謝罪を受けたことが関係者への取材でわかりました。

日本レスリング協会は10日、伊調選手に謝罪したことを正式に発表し、謝罪の場でパワーハラスメントの再発防止策についても説明したことを明らかにしました。

関係者によりますと、伊調選手は謝罪を受け入れ、この場で、ことし10月に開かれる全日本女子オープン選手権に出場する意向を伝え、福田会長は「復帰を全面的にバックアップする」などと答えたということです。

伊調選手は、2020年の東京オリンピックでの大会5連覇を目指し、本格的に始動することになりました。

日本レスリング協会は「二度とこのような問題の起こることのないよう、再発防止に努めるとともに改めてアスリートファーストの理念に立ち返り、伊調選手をはじめすべての選手のサポートに全力でまい進する所存です」とコメントしています。

伊調選手 みずから現役復帰の意向を表明

伊調馨選手は、福田富昭会長から謝罪を受けたことを10日、所属企業を通じて発表し「レスリングがより魅力ある競技として発展していけるよう、今後とも力を尽くしていきたいと考えております。今回の件でご尽力いただきましたすべての皆様、ならびにご声援をいただきました皆様に改めて心より感謝申し上げます」とコメントしました。

そのうえで「10月に行われる全日本女子オープンへの出場に向けて、レベルを上げた練習に取り組んでおりますので、引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします」とコメントし、初めてみずから現役復帰の意向を明らかにしました。