ダム放流で川が氾濫 情報伝達など改善要望相次ぐ 愛媛

ダム放流で川が氾濫 情報伝達など改善要望相次ぐ 愛媛
先月の豪雨で、愛媛県内のダムが大量の水を放流したあとに下流の川が氾濫したことを受け、9日夜、浸水被害が出た愛媛県西予市で、国と市による住民説明会が開かれ、住民からダムの操作や情報の伝え方の見直しを求める意見が相次ぎました。
愛媛県西予市と大洲市では、先月の豪雨で上流の野村ダムと鹿野川ダムが大量の水を放流したあとに肱川が氾濫し、流域で8人が死亡したほか、広い範囲で浸水しました。

ダムを管理する国土交通省四国地方整備局は、専門家らによる会議を立ち上げ情報の周知の在り方などを検証していて、9日夜、浸水被害が出た西予市野村町で住民説明会を開き、およそ700人が集まりました。

住民からは、ダムの操作を見直すべきだといった意見が相次いだのに対し、四国地方整備局は、今回は大量の水がダムに流れ込むことを予測できなかったとしたうえで、より効果的なダムの操作ができないか検討する考えを示しました。

また、住民からは、「放流量だけ伝えられてもイメージがつかめないので、どこが浸水するか具体的に教えてほしい」などと情報の伝え方の見直しを求める意見が出されていました。

四国地方整備局は、今後、大洲市でも説明会を開くことにしています。

説明会参加者「同じことが繰り返されないよう対策を」

説明会に参加した60代の女性は、「ダムの管理所は、放流情報をホームページで公開していたと説明していたがイメージができないので、どこでどんな浸水被害が出るか立体的に伝えてほしい。また、自治体には浸水のハザードマップを作り、同じことが繰り返されないよう対策をとってほしい」と話していました。

四国地方整備局「今後の検証に生かしたい」

四国地方整備局野村ダム管理所の川西浩二所長は、「住民の意見を大変重く受け止めている。いただいた意見を今後の検証に生かしたい」と話していました。