「僕は元気です!」タイ洞窟 病院での映像初公開

「僕は元気です!」タイ洞窟 病院での映像初公開
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タイ北部の洞窟から救出された少年など13人の病院での様子を写した映像が初めて音声とともに公開され、少年たちは「助けてくれて本当にありがとうございます」と元気な声で感謝の気持ちを伝えるなど、順調な回復ぶりを見せています。
タイ北部のチェンライ県では先月23日、地元サッカーチームの少年12人とコーチの合わせて13人が増水した洞窟から出られなくなり、今月10日までに、タイ海軍や海外のダイバーによって全員が救出されました。

タイの保健省は14日、少年とコーチの病院での様子を13日に写した映像を初めて音声とともに公開しました。13人全員が1人ずつカメラに向かって話しています。

このうち、11歳で最年少のチャニン・ウィブーンルンルアンさんは「だんだん体調がよくなってきました。助けに来てくれたタイ海軍のお兄さんたちにありがとうと言いたいです」と話しています。

チャニンさんは救出される前、洞窟の中から家族に宛てた手書きのメッセージでは「フライドチキンが食べたい」と書いていましたが、今は「おすしが食べたいです」と話しています。

また、この地域に住む無国籍の少数民族で、最初にイギリス人ダイバーと英語で会話したアドゥン・サムオンさんは「僕は元気です。助けてくれて本当にありがとうございます」と、英語で元気そうに話しました。

そして、遭難した際に体力の消耗を防ぐよう指示するなどしていたコーチのエーカポン・チャンタウォンさんは「普通の食事もとれるようになりました。私たちを助けてくれたすべての人たちに感謝しています」と語っています。

少年たちはまた、病院内で描いたという13人の姿の絵を見せたり、カメラに向かってピースサインを出したりして、順調に回復している様子を見せています。

保健省によりますと、検査の結果、少年たちに感染症などの疑いはなくなり、14日からはマスクを外すことにしているということです
。また13人は、今月19日にも退院し、家庭での経過観察に移る予定だということです。

ボランティアが洞窟の活動拠点を清掃

救出された洞窟近くの救出活動の拠点では、ボランティアの人たちが集まり、テントや排水ホースなどの後片づけを行いました。

13人の救出活動中は、ボランティアの人たちが、活動の拠点となっていた洞窟前の広場でダイバーや少年たちの家族などに炊き出しを行ったほか、洞窟内の水を抜く排水作業など人手がかかる作業を手伝って救出活動を支援し続けました。

その献身的な姿は、世界のメディアが、驚きと称賛をもって伝えていました。

14日の後片づけは、地元当局の呼びかけで実施されたもので、およそ2000人のボランティアが駆けつけました。

そして、現地時間の午前9時に開始式が行われ、集まった人たちは王室の代表の掛け声に合わせて「心をこめてよいことをします」と大きな声で一斉に誓いの言葉を発したあと、後片づけに取りかかりました。

ボランティアたちは、ダイバーの待機所になっていたテントをたたんだり、ゴミを拾ったりしたほか、洞窟の入口では、排水用の長いホースを運び出していました。

地元から参加した41歳の女性は「救出活動中は心配で眠れませんでしたが、無事、救出されて本当に安心しました。いままでボランティアに参加したいと思っていたので、きょうは参加できてよかったです」と話していました。

また、50歳の男性は「社会に貢献したくて手伝いにきました。あらゆる人たちが少年たちを助けるという一点に集中して成功できました。世界で最もすばらしいことだと思います」と話していました。