軍事通信ライン復旧へ例外認める 国連制裁委

軍事通信ライン復旧へ例外認める 国連制裁委
韓国が、北朝鮮との軍どうしの通信ラインを復旧させるため、北朝鮮に燃料や車両などを輸出することを国連の制裁委員会が例外措置として認めたことがわかり、実現に向けた手続きが一段と進むことになります。
韓国と北朝鮮は、ことし4月の南北首脳会談で、海上での偶発的な軍事衝突の防止策をとることで合意したことを受けて、軍どうしの通信ラインの完全復旧を急いでいます。

これに関連して、国連安保理の外交筋は、韓国政府が復旧作業に必要だとして、ガソリンなどの燃料やバスやトラックなどの車両を北朝鮮に輸出できるよう、国連の北朝鮮制裁委員会に要請し、委員会がこれを認めたことを明らかにしました。

一連の制裁決議では、軍事目的での北朝鮮への燃料などの輸出をかたく禁じていますが、人道上の必要性がある場合などには、例外措置を認めるとしていて、委員会はこれを適用したとしています。

制裁委員会の決定について、アメリカを含む15の安保理理事国からは反対は出なかったということですが、制裁委員会のファンオーステロム議長は、制裁を着実に実施する方針に変わりはないとしています。

南北双方の軍は、今月すでに艦艇どうしの無線を使った連絡チャンネルを10年ぶりに再開したと発表しており、今回の決定で、通信ラインの完全復旧に向けた手続きが、一段と進むことになります。