斜面に不安定な状態で土砂残る 再び崩れるおそれも

斜面に不安定な状態で土砂残る 再び崩れるおそれも
記録的な豪雨で土砂崩れが相次いだ広島県では、今も土砂が不安定な状態で残されているところもあり、専門家は「これまでより少ない雨でも再び土砂崩れが発生するおそれはあり、しばらくは注意が必要だ」と指摘しています。
今回の記録的な豪雨で、広島県内では確認できているだけでも70か所で土砂崩れが発生し、多くの住宅や道路などが被害を受けました。

土砂災害に詳しい広島大学大学院の海堀正博教授は、NHKが撮影した画像を基に、山の斜面の状態を分析しました。

それによりますと、土砂が崩れた斜面には今なお不安定な状態で土砂が残っているところがあり、今後再び雨が降れば土砂崩れが発生するおそれがあるということです。

また、山の中では今も水が斜面からあふれ出ており、大きく崩れているように見えない場所でも亀裂が入るなどして不安定な状態になっていると考えられるということです。

さらに海堀教授は、住宅地などに近い比較的急な斜面で再び崩壊が起きると、ふもとでは土砂や流木などの撤去作業が進んでいないため、場所によっては被害が大きくなる可能性もあると指摘しています。

海堀教授は「雨がやんでも斜面が不安定な状態は続いている。再び雨が降れば、これまでより少ない雨量でも土砂崩れが発生するおそれがあるため、山沿いに住む人たちはしばらくは注意が必要だ」と話しています。