広島県 土砂災害の8市町18地区で警戒区域が未指定

広島県 土砂災害の8市町18地区で警戒区域が未指定
今回の記録的な豪雨で、広島県では、土砂災害が発生した地区のうち少なくとも8つの市と町の18の地区で土砂災害警戒区域の指定がまだ行われていなかったことが、県への取材でわかりました。県は「指定を前に被害が出たことは大変遺憾だ」としています。
土砂災害警戒区域は、土砂災害防止法に基づいて都道府県が指定するもので、市町村は避難場所や避難経路をあらかじめ検討し、地域防災計画に記載することが義務づけられています。

広島県内ではおよそ4万9500か所が土砂災害警戒区域に該当するとみられ、県では4年前の広島市の土砂災害を受けて、来年度末までに指定を終える計画でしたが、該当箇所の調査が追いつかず、先月の時点で指定を行ったのは3万か所程度と、およそ6割にとどまっています。

今回の豪雨で土砂災害が起きた地区を調べたところ、少なくとも8つの市と町の合わせて18の地区で、土砂災害警戒区域の指定がまだ行われていなかったことが、県への取材でわかりました。

このうち、大規模な土砂災害が発生し、11人が死亡し2人の安否がわからなくなっている坂町の小屋浦地区については、今年度中に指定する予定だったということです。

広島県は「指定を前に被害が出たことは大変遺憾だ。今回の被害状況を踏まえ、指定に向けた作業を急ぎたい」としています。