堤防決壊後3時間で3m浸水か 岡山 倉敷 真備町

堤防決壊後3時間で3m浸水か 岡山 倉敷 真備町
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西日本豪雨で大きな被害が出た岡山県倉敷市真備町では、堤防の決壊から3時間ほどで一部の地区の浸水の深さが3メートルに達し、住宅の1階部分がほぼ水没していた可能性があることが、専門家の解析でわかりました。専門家は「浸水が始まったあとに避難するのは困難だったと考えられる」と指摘しています。
西日本を中心とした豪雨で、岡山県倉敷市真備町では川の堤防の決壊が相次ぎ、国土交通省の調査では町の3割近くに当たるおよそ1200万平方メートルが浸水し、水の量は2400万立方メートルに達したことがわかっています。

川の氾濫のメカニズムに詳しい東京理科大学の二瓶泰雄教授は、このデータを基に、町を東西に流れる小田川の堤防の2か所が同時に決壊したと仮定して、シミュレーションしました。

その結果、決壊からおよそ6時間後に、今回浸水したエリアとほぼ同じ範囲で、浸水の深さが、徒歩での避難が難しくなるとされる50センチ程度に達したほか、浸水エリアのほぼ中央付近にある有井地区などでは、わずか3時間ほどで3メートルに達し、住宅の1階部分がほぼ水没していた可能性があることがわかりました。
さらに決壊から12時間後には、最も深いところで5メートル近くに達したとみられるということです。

真備町は周囲を堤防に囲まれ、水がたまりやすい地形だったことに加え、夜間に浸水したと考えられることから、二瓶教授は「浸水が始まったあとに避難するのは困難だったと考えられる」と話しています。

そのうえで、今回のシミュレーションには小田川に流れ込む支流の堤防の決壊は反映されていないことから、実際にはもっと早く浸水した可能性があるとして、今後さらに詳細な解析を行うことにしています。