中国 上半期の対米黒字13%増 貿易摩擦さらに激化か

中国 上半期の対米黒字13%増 貿易摩擦さらに激化か
ことし上半期の中国のアメリカに対する貿易黒字は去年より13%以上増え、トランプ政権が中国に貿易黒字の削減を強く迫る中だけに、両国の貿易摩擦はさらに激しくなることが懸念されます。
中国の税関総署が13日発表した先月までのことし上半期の貿易統計によりますと、アメリカとの貿易では輸入が11.8%増えましたが、輸出がこれを上回り13.6%増えました。

その結果、中国のアメリカに対する貿易黒字は1337億ドル(およそ15兆円)で、去年の同じ時期より13.8%増えました。

アメリカのトランプ政権は中国に対し貿易黒字の削減を求めて交渉してきましたが折り合わず、今月から知的財産権の侵害を理由に340億ドル規模の中国からの輸入品に関税の上乗せを始めて強く対応を迫り、中国側も報復措置で応じています。

こうした中で中国側の黒字が増えていることが明らかになり、両国の摩擦はさらに激しくなることが懸念されます。

記者会見した中国税関総署の黄頌平報道官は「今回の貿易紛争は、両国の貿易関係に加えてグローバルの貿易にも極めてマイナスの影響を与えるだろう」と述べ、警戒感を示しました。

一方、中国全体の貿易総額は国内の堅調な景気を反映して輸入が増えたことなどから上半期は2兆2058億ドルで、去年より16%増えました