土石流が治山ダム乗り越えて住宅地に 広島 安芸区

土石流が治山ダム乗り越えて住宅地に 広島 安芸区
今回の豪雨災害で大きな被害が出た広島市安芸区矢野東で、土石流が、ことし2月に完成した治山ダムを乗り越えて住宅地に流れ込んでいたことが、県などの調査でわかりました。
今回の豪雨災害で、広島市安芸区矢野東では、住宅団地に土石流が流れ込んで5人が亡くなり、2人の行方がわからなくなっています。

山の斜面には、ことし2月、土砂や流木を食い止める治山ダムが完成していましたが、広島県などが現地調査したところ、土石流はダムを乗り越えて住宅団地に流れ込んでいたことがわかりました。

この治山ダムは、壁の高さがおよそ8メートル、厚さがおよそ2メートル50センチ、幅がおよそ26メートルで、被害を受けた住宅団地から北東におよそ100メートルの場所にあります。山の防災対策を求める住民の要望を受けて、県が整備したということです。

広島県は「今回の豪雨災害は想定を大きく超える規模だった。県内全体の被害状況を見極めたうえで、適正なダムの規模などを検証したい」と話しています。