参院選挙制度 各党の駆け引き激しく

参院選挙制度 各党の駆け引き激しく
参議院選挙の1票の格差を是正するため、自民党は10日、参議院の特別委員会で、定数を6増やすなどとした公職選挙法の改正案を可決したい考えです。一方、野党側は幅広い合意を得るべきだとして採決に反対していて、駆け引きが激しくなっています。
参議院の特別委員会では、9日、自民党、公明党、国民民主党、日本維新の会が、それぞれ提出した公職選挙法の改正案に加え、立憲民主党と希望の党が、新たに共同で提出した改正案が一括して審議され、このうち、公明党の案のみ採決されて、否決されました。

特別委員会は、残る自民党などの4つの改正案について、10日夕方から、質疑を行う予定です。自民党は、来年夏に参議院選挙を控え、1票の格差を是正するため、定数を6増やすなどとした党の案を、今の国会で成立させる必要があるとして、10日の質疑終了後、直ちに採決し、11日衆議院に送ることを目指しています。

一方、提出した改正案が否決された公明党は「参議院の選挙制度改革について、引き続き、検討する」などとした付帯決議の案に自民党が賛同するのであれば、自民党の改正案に賛成する方向で調整しています。これに対し、野党側は、幅広い合意を得る努力をすべきだとして、伊達 参議院議長による、あっせん案の取りまとめを改めて求めるなど、採決に反対していて、各党の駆け引きが激しくなっています。