浸水「ハザードマップと重なる」専門家 倉敷 真備町

浸水「ハザードマップと重なる」専門家 倉敷 真備町
k10011525471_201807100724_201807100725.mp4
西日本豪雨で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町、被害の発生前と後の様子を撮影した人工衛星の画像データからは、川の氾濫や浸水は少なくとも東西およそ7キロにわたっている様子がわかりました。専門家は「浸水が市のハザードマップに近い形で広がっている。こうした想定をしっかり周知する必要性を感じる」と話しています。
このデータは、JAXA=宇宙航空研究開発機構が、地球観測衛星から発信した電波を元に、倉敷市真備町の様子を画像化したものです。

ことし4月の画像データと、氾濫発生情報が発表されてからおよそ24時間たった今月8日の午前0時すぎの画像データを比較し、変化が見られる地点に赤い色がつけられています。

被害が出た後の今月8日の画像を見ると、東西に流れる小田川と南北を流れる高梁川の合流地点から、上流に直線距離でおよそ7キロにわたって赤い色が広がりJAXAは広範囲に浸水している様子が見てとれるとしています。

浸水は川の周辺の住宅地のほぼ全域にわたっていて、山間部にも赤い色が広がっています。

衛星画像を見た河川工学が専門の岡山大学の前野詩朗教授は「画像は浸水の状況を再現しているように見える。小田川の堤防はかなり高く住宅の2階の屋根と同じくらいあり、川の水位が上がる中、堤防が決壊して水が一気に流れ出し、短時間で広範囲に広がったと思う」と話しています。

そのうえで画像が洪水や土砂災害を想定した市のハザードマップの浸水区域とほぼ重なると指摘し「ハザードマップの想定を把握するとともに、行政としてもしっかりと周知していく必要性を感じる」と話しています。