中国 固定資産への投資 伸び鈍化し過去最低に

中国 固定資産への投資 伸び鈍化し過去最低に
中国の国内で行われた固定資産への投資は、前の年の同じ時期に比べた伸び率が、先月まで3か月連続で縮小して過去最低となり、地方政府が抱える過剰債務の解消のため、インフラへの投資が規制されていることが背景にあると見られます。
中国国家統計局の発表によりますと、ことし1月から先月までの建設や設備など固定資産への投資の累計は、去年の同じ時期に比べて6.1%の増加にとどまり、前の月までの累計と比べて0.9ポイント縮小しました。伸び率の縮小は3か月連続で、統計が確認できる1998年以降では最低となりました。

金融リスクの原因となる地方政府の過剰債務の問題を解消するため、政府が地方でのインフラなどへの投資を規制したことが原因と見られます。

これについて、記者会見をした国家統計局の毛盛勇報道官は「中国では長年の経済発展でインフラ整備はかなり進んでおり、以前に比べて大幅な建設需要は弱まっている」と述べ、固定資産投資は適切な水準だという認識を示しました。

一方で、同時に発表された先月の消費の動向を示す小売業の売り上げ高や工業生産の伸びも鈍化していて、中国経済の専門家からは景気の先行きに注意が必要だという見方も出ています。