「矢」が刺さったシカ 奈良公園で見つかる

「矢」が刺さったシカ 奈良公園で見つかる
国の天然記念物に指定されている奈良公園のシカ1頭に、矢のようなものが刺さっているのが見つかりました。シカは、保護施設で治療を受け、けがの程度は軽いということですが、警察が、文化財保護法違反の疑いで調べています。
奈良県とシカの保護団体によりますと、13日午前11時ごろ奈良公園の春日大社の参道付近で、首の辺りに矢のようなものが刺さっているシカがいると連絡がありました。

保護団体のメンバーが確認したところ、4歳くらいのメスのシカの首の辺りに、鉛筆に紙を巻いて作った長さおよそ15センチの矢のようなものが刺さっていたということです。

保護団体がシカを施設に移して治療したところ、けがの程度は軽く、14日にも奈良公園に戻すことができそうだということです。

奈良公園と周辺に生息しているシカは、「奈良のシカ」として国の天然記念物に指定され、保護の対象となっていて、警察が、文化財保護法違反の疑いで調べています。

保護団体は、「意図的にシカを傷つけようとした悪質な行為だ。いたずら半分でしていいことと悪いことがあり、絶対にやめてもらいたい」と話しています。

8年前にも シカに矢

国の天然記念物に指定されている「奈良のシカ」は、奈良の人たちによって大切に保護されていますが、8年前にもおなかに矢が刺さったシカが見つかり、その後死にました。

この際には三重県の男女が、シカに洋式の弓のボーガンで矢を放って死なせたとして逮捕され、その後有罪判決を言い渡されています。