2026年サッカーW杯 米・カナダ・メキシコ3か国共催に

2026年のサッカーワールドカップは、アメリカ、カナダ、メキシコの3か国の共催で行われることが決まりました。大会の共催は、日本と韓国で行われた2002年の大会以来で、3か国での共催は史上初めてです。
これは、13日、モスクワで開かれたFIFA=国際サッカー連盟の総会で決まりました。

2026年大会は、共同での開催を目指すアメリカ、カナダ、メキシコの3か国と、アフリカのモロッコが立候補していましたが、各国や地域の協会の代表者による投票の結果、アメリカ、カナダ、メキシコの3か国が203票中、134票の7割近い支持を得て開催が決まりました。

大会の共催は、日本と韓国で行われた2002年の大会以来で、3か国での共催は史上初めてです。

2026年大会は、出場チームがこれまでの32チームから48チームに拡大されますが、3か国共催の開催計画をまとめた立候補ブックでは、予定されている80試合のうちアメリカで60試合、メキシコとカナダでそれぞれ10試合ずつを行うとしていて、いずれも既存のスタジアムを使用することで費用を抑えられることをアピールしていました。

また、総会で行われたプレゼンテーションでは、3か国の10代の選手やサッカー連盟の会長などが「初めての3か国共催でサッカーが人々を結び付ける」と意義を訴え、携帯電話などに試合を中継配信する新たな取り組みなどを紹介して多くの支持につなげました。

総会では、このほか2022年に開かれる次のカタール大会から出場チームを48チームに拡大する案が南米の10のサッカー連盟から提案される予定でしたが、カタールとFIFAとの話し合いが必要だという理事会の判断を踏まえ、提案は取り下げられました。

トランプ大統領「おめでとう」

2026年のサッカーワールドカップがアメリカ、カナダ、メキシコの3か国の共催で行われることが決まったことを受けて、アメリカのトランプ大統領は13日、ツイッターに「おめでとう。よくがんばった」と投稿し、祝意を表しました。

メキシコ ペニャニエト大統領「3か国共催すばらしい」

2026年のサッカーワールドカップがアメリカ、カナダ、メキシコの3か国の共催で行われることが決まったことを受けて、メキシコのペニャニエト大統領はビデオメッセージをツイッターなどに投稿し「3か国共催というすばらしいニュースが届いた。メキシコでは今もF1やゴルフ、テニスなど世界的に重要なスポーツイベントが開催されている。メキシコ国民や家族、企業だけでなくサッカーファンはカナダとアメリカ、そしてメキシコが真に団結していることを知っている。2026年の共同開催、おめでとう。そしてありがとう」と祝辞を述べました。

新しい投票方法に手応え

2026年のワールドカップの開催地は、FIFA=国際サッカー連盟に加盟する国や地域の連盟や協会の代表者200人余りによる投票で決まりました。

FIFAによりますと、これまでは理事のみに投票権があったことが権力の集中につながり、1998年のフランス大会や2010年の南アフリカ大会では、投票権の買収が行われていたことが明らかになっています。そしてブラッター前会長が辞任に追い込まれ、当時の副会長や理事などが逮捕される事態を招きました。

こうしたことから、FIFAは、ワールドカップの開催地を決める投票方法を変更したもので、今回それぞれの連盟や協会がどの候補地に投票したかホームページ上で公開されています。

インファンティーノ会長は、総会後の会見で、「今回の投票は、FIFAにとって歴史的なものとなった。われわれはまだまだ完璧な組織になったとは言えないが、誠実に、よりよい運営が行えるようトライし続けたい」と話していました。