居眠り運転事故防止 乗務前の点呼で睡眠確認義務づけへ

居眠り運転事故防止 乗務前の点呼で睡眠確認義務づけへ
バスやトラックなどの運転手が過酷な労働環境から居眠り運転によって事故を起こすケースが相次いでいることから、国土交通省は、会社が行う乗務前の点呼で運転手がきちんと睡眠がとれているかの確認を義務づけることを決めました。
バスやタクシー、トラックの業界では人手不足などによる過酷な労働環境を背景に、運転手の居眠り運転による事故が相次いでいて、おととし3月に、広島県の山陽自動車道で2人が死亡した事故でも、運転手は連続勤務で睡眠不足だったことがわかっています。

こうした事故を防ごうと、国土交通省は省令を改正して来月から対策を強化することを決めました。

具体的には、会社が行う乗務前の点呼できちんと睡眠をとれているかなど運転手の睡眠の状況を確認し、記録を残すことを義務づけるほか、病気や過労など運転手に乗務させてはならない項目に、睡眠不足を明記するということです。

必要な睡眠時間などに具体的な基準はありませんが、国土交通省は、点呼の項目に加えることで、監査などを通じて、会社側が運転手の過労の状態を適切に管理するよう監督を強化する考えです。