日本人初の国連防災部門トップ「被災地教訓を共有」

日本人初の国連防災部門トップ「被災地教訓を共有」
日本人として初めて国連の防災部門のトップに就任した水鳥真美事務総長特別代表がNHKの取材に応じ、地球温暖化などの影響で世界で大規模な災害が相次ぐ中、防災は各国の重要課題になっているとして、このあと訪れる東日本大震災の被災地の教訓を国際社会で共有していきたいという考えを示しました。
国連の国際防災戦略事務局のトップに就任したあと、初めて日本を訪れている水鳥事務総長特別代表は17日、都内でNHKのインタビューに応じました。

この中で、水鳥特別代表は「いま世界で起きている災害の80%は気候変動に由来すると言われている。災害では人の命や時間が必ず失われ、失われたものはお金では取り返せない」と述べ、地球温暖化などの影響で世界で大規模な災害が相次ぐ中、防災は各国の重要課題になっているという認識を示しました。

そのうえで、発展途上国の水害などでは、教育を受けていない女性が泳ぎ方を知らずに溺れるなど、性別や社会的な立場によって被害に差が出ているとして、データや証言を分析して、地域に応じたきめ細かい対策を検討したいという考えを示しました。

水鳥特別代表はこのあと東日本大震災の被災地を訪れることになっていて、「日本人として、蓄積された経験と知見を、後世、そして世界に広めるにはどうするべきか、皆さんの知恵を借りたい。東北で聞く話を広めていきたい」と述べ、被災地の教訓を国際社会で共有していきたいという考えを示しました。